最近読んだ本と晩御飯
図書館に予約してから1年近く待ってやっと順番が回ってきた本
中山七里さんの「護られなかった者たちへ」
東日本震災から9年たった仙台でおきた事件
人格者とされた社会保険事務局の所長が、縛られて餓死した状態で発見されるというショッキングな事件
そのあとももう一件、同じような形で発見された殺人事件
事件を紐解いていくうちに、以前の悲しい出来事が浮かび上がってきます
生活保護を受けなければ生きていけない状況にあったのにも関わらず何度申請しても許可がおりず、とうとう餓死してしまった老人
他人だけれど家族のようにしていた若者と子供
社会保障の現場や実情を知らず、護られるべき人に行き届かない現状がありこんな悲しい事がもし現実におきているとしたら…
根本的に現状の改善をしてほしい。
最後は思いもかけない展開でしたが、読みごたえがあり胸にグッとくる辛いお話でもありました。
原作とは違う描かれ方をしているようで
すが、映画も見てみたいと思いました。
もう一冊は
角田光代さんの「タラント」
こちらも半年近く待ちました
タラントとは聖書にもでてくる言葉で、人生の才能や賜物という意味だそう
大学進学を機に香川から東京にでてきた主人公みのり
大学時代にボランティアサークルに所属して、自分の生き甲斐のような物をつかんだ気がして精力的に活動家していましたが、難民キャンプを訪れた時におかしてしまった自分の失敗から気力をなくしてしまう
最初はなかなか主人公に共感できず、読み進めなかったけど、不登校になった甥や戦争で片足を失い義足になった祖父がもと高跳びの選手だったことが分かってから、パラスポーツに感心を持ち出し、いろんな話が最後には繋がっていく様はとても興味深く、後半は引き込まれていきました。
最後はみのりも甥の陸も前に進める勇気が出たようでよかった!
みのりの夫の存在はとても現代を生きていく上に大事な言葉をなげかけてくれている気がしました。
やりたいと思ったことがあれば、結果を恐れずやればいい、挫折したらまたやりたいことを見つければいい
ゆっくりでいい…
人生の「タラント」
自分に与えられたものは何だろう…
***
昨日の晩御飯
久しぶりにシンガポールチキンライスを作ってみました
今回は鶏肉の塩が少なかったのか感動の美味しさはなかったけど、
それなりだったので、よしとします(^^;
一昨日は夫の希望で
プルコギにしました
切り干し大根の煮物
木耳入り蒲鉾(頂き物)
味噌汁
美味しく頂きました(^^)
読んで頂きありがとうございます
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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