午後のひととき

日々の暮らしの出来事や、感じたことをゆっくりと綴りたい。

桜の咲く中…


久しぶりの投稿になります

この間たくさんの出来事がありました


喜びも悲しみも…


18日に夫が退職の日を迎え、そのあと娘夫婦が帰ってきてくれて

楽しい出来事を書くつもりでしたが、

楽しい日を終えたその日の夜

病院に入院していた母の容態が悪くなり、翌朝息を引きとったとの連絡



今は斎場の空きがなく1週間遅れの告別式になりました


遺体安置で通夜までは会えないとのこと、通夜にあわせて一昨日奈良に夫と向かいました


孫である娘はどうしてもはずせない仕事、リモートですが学会の発表があるとのことで東京の自宅で仕事を終えて直ぐに奈良に向かってくれましたが、奈良に着いたのは夜の11時


今は通夜といっても夜通しということは少ないとのことで、姉の家族は自宅に、私たちはホテルを予約して娘を待ちました


娘の到着の知らせを聞いて廊下にでて娘を迎えましたが、私の心配をよそに全然大丈夫だよと大きなお腹の娘


翌朝の告別式に備えて直ぐに部屋のお風呂に入り就寝(温泉がありましたが娘は時間に間にあわず…)



翌朝告別式での母の写真を見たとたん号泣でした


母の遺影は8年前に私たち親子と一緒に那須高原に旅行に行った時のもの


その頃の母はまだ元気で若々しい


私は夫と二人で通夜の式場に着いた時に表の母の名前を見た途端に涙が溢れてきました


ずっと離れていてなかなか会えないままで実感がわかなかったけれど、母を送る日だと思い知らされました



母の顔はとても安らかで、エンバーミングを頼んでくれた姉のおかげでとても綺麗でした


いつも明るく陽気な母でした


私と姉を女手一つで育ててくれた母


遠足の前の日は徹夜しても手作りの洋服を作ってくれました



私が娘を出産したあとの脳梗塞で子育てが大変だった時も働きながらも私をずっと支えてくれました


娘の成長を楽しみにしてくれていつも話をいっぱい聞いてくれました


母には感謝しかありません


今回奈良に帰るまでの1週間はずっと母と会話をしているような感じが続きましたが、不思議なことに告別式を終えてからはその感覚が遠のいて…


母が旅立った証拠なのかもしれません


不思議なことはまだあり…

母の訃報を聞いた朝うちの犬が眠りながら長い寝言のように、はじめは嬉しそうな声で鳴きその後はクゥーンクゥーンと悲しそうな声を出して…


きっと母がお別れに来てくれて犬をなでてくれていたんだと思います


それを話すと娘が実は1週くらい前に皆で集まって食事をする夢を見て、その中には母の姿もあったそう


その時はどうしてこんな夢見たのかなと思っていたようです


母が元気な姿で娘に会いにきてくれたのかなと思います


ばあばと呼んで母のことが大好きな娘です

私が何も言わなくても自分で手紙を書いて持ってきていました




母は季節外れの雪の日に亡くなり、昨日は奈良の桜の中旅立っていきました





お母さん本当に長い間ありがとう


安らかに眠ってくださいね